ねこ こんにちは、広報委員会3です。

先回うさぎが「夏と言えば納税通知」とのたまっていましたが、
夏と言えば「エアコン」でしょう。

日に日に暑くなる今日このごろ、いかがお過ごしですか。
暑い夏を快適にすごす必需品といえば、ラジオ体操とエアコンです。

今回はこのエアコンのちょっとしたネタをお届けします。

このエアコンの国産第一号は1952年、日立製作所が開発した「EW-50」だそうです。
製品重量は100kg、価格は24万円でした。
当時の大卒の初任給が5,600円の時代でしたのでかなりの高級品といえます。
3年分の給料以上のエアコンです。
計算式 5600×12ヶ月=67200円(年収、賞与含まず)

現在の初任給を20万円程度と考えれば今のエアコンは4~5万円で購入できるので技術の進歩と競争の原理はすさまじいです。
ちなみにEW-50は京都の都ホテルに納品されたそうです。

当時の当時のエアコンはウインド型(窓型)と呼ばれ、
窓をふさぐようにして窓枠に取り付けるタイプで、
今日のような室内機と室外機に分けるセパレートタイプ(スプリット型)ではなく、
窓をガタガタと揺らしてうるさく冷房能力も小さかったそうです。
また、この頃のエアコンは冷房専用で「クーラー」とも呼ばれていました。

スプリット型のエアコンは1961年、東芝の開発した「CLU-71」(室内機)と
「CLA-7H」(室外機)が世界初とされています。

それから進化し続けたエアコン(普及率の全国平均は88.1%)は、生活に欠かせないもの
になっています。

これからも、設定温度を下げすぎないようにエアコンを使い暑い夏を乗り切りませよう。

参考までに
日立のみですが、プロダクトヒストリーが有りましたので・・・。
http://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/history/pro_01.html

1972年の  RAC-221 では従来の空気を吹き付ける方式から空気を吸い込む方式に変更されています。これは興味深いです。
よくよく考えれば車のラジエーターもそうですね。







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